ぜひ。~大日本人を考える~
友達と「大日本人」鑑賞。
二度目だけれど、前回以上に笑えた気がする。
やっぱり回数を重ねると面白みが増してくる作品なんだろう…。
それにしても、なんであんなに切ないのに、笑ってしまって「面白い」って感じてしまうのかな。
松本さんの言葉を借りると「哀愁笑い」と表現するのだろうけど、哀しいけれど、悲しいからこそ笑うという流れって、とっても両極端な事のように思う。
今回の大日本人の中にも、その物悲しさは主人公の大佐藤の果てしない孤独感として存在しているんだけれど、それだけに終始しない。
そういった状況を汲んでいるからこそ、何かアクションがあった時に笑えてしまう。
単なる動きだけで笑うのとは異質の、心情や思考の部分での笑いということになるのかな。
(勿論。映画の中にはその動の笑いの部分もちゃんとあります^^)
私個人としては、今作の中で大佐藤が傘をさして一人夜道を帰るシーンが、本当に悲しくて泣きたくなってしまうんです。「人は皆一人では生きてゆけないものだから~♪」と中村雅俊さんの歌が挿入されているのですが、その詞とは間逆の位置に彼が居る。
その孤独さが痛烈に突き刺さってくるんです(;。;
なのに。それなのにその後の彼への仕打ちは、なぜか笑えてしまう……。
きっと笑うって、孤独なのかな。
「笑うこと」って他者へのコミュニケーションツールでもあるけれど、他でもなく自分の意思・存在を確認する作業でもあると思う。
何をどう捕らえて笑うのか、それは人によって千差万別だけれど、それと等しく人間が居る。己が面白いと感じて笑う時、その人は自分の意識に忠実に向き合う孤独な存在なのかもしれない。でも何か(対象物)に依存している。
一人では生きてゆけない悲しくも儚く弱い生き物だから。
……なんかアンニュイ入ってますね。
深くて答えがみつからない。
だからこそ松本さんの笑いは面白いんだと思う。答えがわかったらあきちゃうでしょ?
この絡まりあった謎が解けるまで、中毒は消えないのかもしれない。
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